北川健次写真展

LIBRAIRIE6さんにてフライヤーを見かけ、とても気になって、暑さにも負けず水天宮前のギャラリーサンカイビさんへ。

最終日に間に合って良かった……

 

お写真やオブジェ、エッチングが展示されており、作品の本だけでなく、与謝蕪村と西洋美術との繋がりについての著作もあった。ハンス・ベルメールのウニカ・チュルン緊縛写真のページや、ベックリンの「死の島」のページをさらっと読ませて頂いたがとても面白かった。

今度新潮社からも本をお出しになるそう。チェックせねば。

 

西洋の静謐なお写真が多かった。中でも螺旋階段のお写真が気になった。青いタイルの四角と同心円上に広がっていく階段の対比が、とても美しく思えて。青は他の作品でもとても美しく効果的に登場していた。彫像のお写真も素敵。駝鳥と少年のエッチングの几帳面さと、黄色い画材の自由奔放さも好きだ。サイコロが入ったオブジェも気になった。作家さんに対する知識が無さすぎるので、これから勉強していきたい。

 

北川さんが画廊にいらっしゃって、お声かけをしていただけたのだが、緊張してしまってカオナシになった。後悔&反省しています……いい加減成人したのだし、発言の最初に「あっ」を入れるのをやめたい。あと、住所記入のスマートな断り方も身につけたい。「ネットでまめに調べているので大丈夫です!」と言えば良かったな……

 

参考図書:

美の侵犯 蕪村×西洋美術/北川 健次 - 小説:honto本の通販ストア

渦巻カフェあるいは地獄の一時間/野村 喜和夫/北川 健次 - 小説:honto本の通販ストア

サン・ラザールの着色された夜のために 北川健次写真集/北川 健次 - 紙の本:honto本の通販ストア