ウォン・カーウァイ監督『花様年華』

ル・シネマで特集をやっているから全部観る!という記事をあげておきながら、結局『天使の涙』しか観ることができず悔しい思いをしていたのだが、なんと!ル・シネマにてアンコール上映!!やっていたのだ!!!

情報を手にいれて30分以内に渋谷へ移動していた。これはもう、私に観ろと言っているんだと思って。

 

天使の涙』と比べるとカメラの動きがとても落ち着いていて、少し物足りなさを感じる。しかしそのかわり(かわりではないだろうけど?)、鏡を素敵に使っていたように思えた。後ろ姿をカメラで撮っているが、表情は鏡に写っているからわかるという場面や、鏡に写った顔が向かい合っているようになっていたりする場面など。そういえば、直接鏡を使っていなくても、「花様的年華」を二人がそれぞれの部屋で聴いているとき、鏡像みたいになっていたなあ。

チャイナドレスがとても素晴らしくって、もっと日本でも日常的に着ることができるようになればよろしいのにと、とても強く思う。

腰のあたりのラインが素晴らしいのなんのって。